第8回マルチメディアデイジー図書講演会+ワークショップ(平成26年11月22日)報告

今回初めて聴覚障害の方の受講がありました。聴覚特別支援学校の教員の方で,マルチメディアDAISY教科書の生徒への利用を前提にした受講でした。同伴された先生が手話通訳をされていました。マルチメディアデイジー図書の広がりを感じると共に,講演会時の手話通訳が検討課題となりました。

全盲の図書館員の方の受講がありました。テキストファイルの提供で対応させていただきました。

当事者、保護者、担当教員、巡回相談員、製作者、図書館員、研究者、マルチメディアデイジー図書に関心のある一般の方という参加者構成でした。

 

amis再生講習会
amis再生講習会

 

朝の使い方講座は國武講師、沖田講師が担当

H.Kawamura
H.Kawamura
h-kawamura
h-kawamura

河村宏さんの話は,いつも新鮮です。ジュネーブから帰国され,インドでユニセフとの会合の間の来阪でした。

 

workshop
workshop

workshopの議論は活発でした。

当事者、保護者、担当教員、巡回相談員、製作者、図書館員、研究者、マルチメディアデイジー図書に関心のある一般の方という参加者構成でした。

 

groupe1
groupe1
groupe2
groupe2
groupe3
groupe3

 

s-hamada
s-hamada

そしていつも元気な会長

懇親会は21名の参加で,密なコミュニケーションがとれた一日でした。

第8回マルチメディアデイジー図書講演会+ワークショップ(平成26年11月22日)

第8回マルチメディアデイジー図書講演会+ワークショック

DAISYの原点と可能性

ーみんなで語ろうー



図書のデジタル化が急速に進んでいる現在、私たちは時代の分かれ道に立っているといえます。どのようなデジタル化の道を選ぶのか、それは私たちがどのような社会を目指すのかにも通じる大きな分かれ道です。



NPO法人NaDは図書をマルチメディアデイジー化することで、本へのアクセシビリティーを確保し、読むことに苦労している人たちを本へつなぐ活動をしています。中でも全国の製作グループとネットワークを組みマルチメディアデイジー化を進めている小中学生の教科書は、利用者が10月現在1900名を越えています。ネットワークのコーディネート役である公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会は、2014年度、情報化促進に貢献した団体として文部科学大臣賞を受賞しました。


図書のデジタル化にとって重要な段階にある今、デイジーの原点に立ち返り、デイジーが目指そうとする社会を見つめ直したいと思います。そしてワークショップでは読み手の現状やニーズを参加者のみなさんと共有し、ユーザー視点を反映したデジタル化の可能性について考えてみたいと思います。

日時 : 平成26年11月22日(土)
場所 : 日本ライトハウス 4階 1-2会議室

〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目13−2
06-6441-0015
地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」下車。北改札・2号階段を上がった左横(6m)
地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」下車。4号階段を上がり西へ400m(肥後橋交差点・西南角)
京阪中之島線「渡辺橋駅」下車。地下通路を南へ200m進み、「肥後橋駅」2号階段を上がった左横(6m)

講演会定員 : 50名(申し込み NPO法人NaD事務局naradaisy@gsk.org


お名前 連絡先(メールアドレス・電話番号) ご所属 

参加希望 午前のみ 午後のみ 午前・午後とも(いずれかを選択)をご記入ください。


申込期限を1120(木)まで延期しました

参加費 : 500円

主催:特定非営利活動法人NaD
共催:近畿視覚障害者情報サービス研究協議会
後援:社会福祉法人日本ライトハウス
    公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会

プ ロ グ ラ ム

午前の部 

10:30~11:030 デイジー教科書再生方法についての講座

デイジー図書の再生方法について知りたい方、再生ソフトのインストールに困っている方、iPadでの再生について知りたい方のための講座です。可能な方はパソコン・iPadをご持参ください。
(ご持参された機器の条件によってはソフトのインストールが会場で完了しない場合があります。あらかじめご了承ください。)
パソコン貸し出し希望の方はNaD事務局(naradaisy@gsk.org)へメールにてお申し込みください。

午後の部 
13:00~13:15   オープニング
13:15~14:15   「デイジーとイーパブ-DAISY(デイジー)がめざすもの-」









          河村宏(かわむら・ひろし)氏  < デイジーコンソーシアム理事 >
              < 特定非営利活動法人支援技術開発機構副理事長 >

14:20 ~ 14:45   「どの子にも本を、ゆたかな読書環境を―今とこれから―」

            田中加津代(たなか かづよ)氏
            NPO法人弱視の子どもたちに絵本を 理事

14:45 ~15:00  休憩
15:00~16:00  ワークショプ 「みんなで語ろう、こうなってほしいデジタル図書」
16:00~16:30  ワークショプ報告会

*会場内でのご飲食はご遠慮ください

お問い合わせ先

特定非営利活動法人NaD
http://www.gsk.org/
E-mail:naradaisy@gsk.org

2013年講演会アンケート

2013年講演会.pdf

 

 2013年度講演会のアンケートの報告NPO法人NaD


講演会参加者数ご署名いただいた数71名


配布した資料約120部


午前の講座参加者数25名


アンケート回収数35部


アンケートのまとめ


1、本日のマルチメディアデイジー図書講演会の内容についていかがでしたか?


満足(25)やや満足(8)やや不満足(2)不満足(0)


2、マルチメディアデイジー図書について知っていましたか?


はじめて知った(7)知っていた(16)使っている(11)


3、この講演会に参加してどのような点がよかったですか?(複数回答可)


役立つ情報がえられた(27)


仕事や活動に役立った(20)


他の参加者と情報交換ができた(4)


抱えていた問題・不安の解消につながった(6)


その他(2)


具体的に教えてください


・午前の部:Androidの端末はあったがnet環境がないので、又内容がiPadだったので、インストールができなかったが、将来出来る予定らしいのでイメージの参考になった。(VODダウンロードさせてもらえた)会場外での展示も参考になった。午後の部:息子にきかせられよかった。


井上先生:ご主人をビデオでつれてきて下さってありがとうございます。


松谷さん:読書感想文、自分の言葉で素晴らしいと思いました。


伊井さん:受験の話、とても参考になりました。来年から中学なので。


井阪先生:うちの子の小学校はICTモデル校ですがまだまだのようです。せっかくのお話も保護者の私が学校へ伝えるとバイアスがかかってしまいます。今後も先生方のネットワークでもっともっと事例共有して下さい。


河村理事長:私の心の障壁(固定観念)も変えて、子の為に合理的配慮を求めていきたいと改めて思いました。(小6保護者)


・目標を持っているのですが、学習意欲は低下していく息子を見る中、色んな学習方法を提示して頂けまして感謝しております。また、数年後には高校受験を控えておりますので、受験までのステップもお聞きできてよかったです。


・当事者の保護者のお話は、当事者の代弁であり、本当に勉強になります。ぜひこれからもこのような企画をお願いします。(小学校教諭)


・今受け持っている子どもは書字に困難があります(出産時の影響による手足の震え)。井上さんのお話にもあった事と同じく、みんなができることができない自分を認めることができず、ほぼ毎時間支援の教室で過ごしています。でも学力や知識は豊富で、地元の中学校への進学を考えていました。しかし、先日あった修学指導委員会の場で、地元の中学から拒否され、支援学校へと中学から言われました。支援学校側から「支援学校の子ではない。地元の中学は何を考えている」との意見で私は助けられ、地元中学への就学が決定となったんですが、来年度、地元の中学でどう生活していくんだろうか、と不安な日々を過ごしています。今日お話を聞いた中で彼にマッチすることが多くありました。「なまけているんじゃない」「様々な方法がある」「本当は授業で知りたいことがある」・・・ということ。私たちは彼らの眼鏡となり補助輪となり、彼らを下から持ち上げ、学習する機会をしっかり与えていきたいと思いました。今日は本当にありがとうございました。(支援学級担当)


・当事者の困り感に対して、学校、社会での対応がその人の人生を大きく左右すること、そのためにまず理解を広めることの重要性と支援方法(機器やソフト等)が一人一人にあわせて使うことが普通となることの大切さを感じた。


・井上さんのお話は何度聞いても自分のモチベーションになります。この職業についている限りは子どもの気持ちによりそい、方法を教えてあげることができるように勉強しつづけなければ、と思います。(支援学校教員)


・当事者の皆様の実態(小学校~社会人)を知り、抱えている悩みをよく知ることができました。(機器関係者)


・午前の講座は具体的操作で、すべてはわかりませんでしたが、大まかなすじ道がわかりよかったです。午後の講演ではどの講師も具体的事例(ガンバリ?)をきかせて頂き、最後にその法的権利についての動きをきかせてもらい、現状の理解に役立った。


・具体的な事例。井上さんや井上先生の話は身につまされた。(中学校教諭)


・2で知っていたと答えたが、デイジーという名前と少しの知識しか無かったので、参加して、以前よりは具体的にわかってきて、利用した子どもの話もして下さったので為になった。中学校の特別支援学級を担当しているので、


役立ったと思います。


・本が読むのが苦手で、マンガを読むのも1冊1時間程かかります。「じっくりゆっくり」と親に言われています。私としては「いつも通り」だったので、「違い」が理解できていませんでした。今回参加し、ディスレクシアなのかなーと思いました。最近、洋画に日本語ふきかえにプラスして日本語字幕をつけます。とても見やすいです。発見!!親からは見にくいと言われます。見にくいのか・・・。なぜだ。。。


LDの子どもにどういったアプローチをしていけば良いのかわかりませんでしたが、デイジーを利用し、サポートしてやりたいと思いました。(保護者)


DAISYのことを今日初めて知ったが(障害者用の教材や本という存在はしっていた)、こんなにも魅力があるものである点。障害者教育が今後良い方向に向かっていくという期待が感じられた点。DAISYの普及に関わる問題点を聞くことが出来た点。


・当事者のお話を具体的に伺えたのがとてもよかったです。色々と考えさせられました。(図書館員)


・発達障害を有する児童の受けている支援方法を知ることができた事と進路についてのお話も参考になりました。もちろん講演の内容も参考になりました。(小学校教員)


・当事者やその実体験が具体的によく伝わってきてとても有意義でありました。(教育委員会事務局)


・具体的なデイジー利用像が得られて良かった。


・私の質問事項に伊井さんが適切に回答してくれた。


・トラさんの話を聞いてとてもよかった。


4,この講演会の改善点や次回に期待することなどがあれば教えてください


・プレゼンターの方のパワーポイントを資料として配布していただきたかったです。


・マイクの使い方もあるでしょうが、早口すぎて内容を把握するのに苦労しました。寅さんの快復を心から祈っています。ぜひ再度ご計画いただきたい、直接お話を拝聴したいと思っています。


・講演会の開催の知らせをもっと教育機関等に広くしらせる。増えてきたが、まだ知られていない。(教員)


・いろいろな方(当時者を含めて)の話を聞けることがとても役立つのですが、DAISY等の利用事例が多く出て、広まってきていると感じます。また、新しい機器やweb利用も紹介されていて、来るかいがあります。(特別支援学校)


・教科書・教材のデイジー化の次の支援は何か、というヒントを得られるよう、


引き続き現場のお話を聞かせて頂ければ幸いです。今回はお声がけ頂き、ありがとうございます。(機器関係者)


・もっと多くの人達に参加して知ってもらえるといいですね。


・今回の井阪先生のような実践例をもっと聞きたい。(中学校教諭)


・今回、事例をたくさんお話して頂きましたが、次回もよろしくお願いします。


・保護者や様々な立場からの話がきけてとっても勉強になりました。ありがとうございました。(支援学校)


・毎年行っていると思いますが、もっとPRしたらいいと思います。いいお話だったのでもっと多くの人に知って頂きたいです。


・やはり当事者の声が欲しかった。動画などで発信はあったが、それであると質問ができないし、一方通行である。当事者周縁の人たちの代弁ではやはり当事者の考えは100%伝えることはできないだろうと思う。


・多くの取り組みの紹介はとても参考になります。こうした機会をまたいただけるとうれしいです。


・当事者の方のお話が聞いてみたかったです。


・進路についてや、合理的配慮の事例なども今後も聞かせて頂きたいです。(小学校教員)


・より幅広い分野での参加者があれば理解がもっと広がるでしょうが、大変ご苦労だと思います。


・実際に学校や家族で支援ツールとして利用している人々と交流したい。ありがとうございました。来て本当によかったです。(中学校教員)


・ディスレクシアの事を学術的に理解出来たらもっとこの講演が理解出来るので、学術的な講演が、自分で学ぶための参考になる情報をいただけたらと思います。(教員)


・利用者本人の声が次回あたりから増えて欲しい。


・やっとディスレクシアの事がTVやメディアに取り入れてくれる様になり、父兄としても喜んでおります。現在成功例として取り入れたり発表したりしている方々は、それなりのIQをお持ちの様です。耳で入ることについてはかなり高度に吸収されて、「読み書きの障害」がクリアすれば十分な生活ができるところまできています。ただそれは氷山の一角で、IQも低い子もいます。その子たちにもうまく反映できる様になったらいいですね。IQは低くても読んでくれるだけでまず問題が理解できる。それだけで十分な支援なのです。うちの娘は問題を読んでいません。感覚で回答している様です。そういうところまでフォローできる様になる為に私も努力したいと思います。(中1の保護者)


5、ご職業、またはご所属機関をお聞かせください


保護者(4)・支援学校教員(4)・支援学級担当(1)・小学校教員(2)・中学校教諭(2)・教育委員会(1)・教員(1)・機器開発者(1)・学生(4)・支援者(2)・


図書館員(1)